何よりも入居者満足を優先し、大好きな薔薇の花を育てるように入居者の方達との心温まる交流の輪も大切に育んでおられました。
そんなオーナー様にお話を伺いました。
今まで貸倉庫業を営んでいたのですが、時代の流れとともに企業さんがだんだん日本から離れてしまって倉庫の需要がなくなってきました。 このままでは将来大変なことになってしまうので、採算の悪い所から賃貸住宅経営に切り替えて事業転換を図り、相続税対策を含め、次の世代に負担を残さないようにしたいと考えました。 賃貸住宅経営は短期的にたくさん収入を得るという点では難しい面がありますが、「生活ができるだけの収入を得てマイナスにさえならなければいい」という長期安定志向で考えると、一番リスクが少なくて検討しやすい投資だと思います。
特にハイムさんの商品は工場施工で品質、耐久性に間違いがありません。 20年、30年でダメになってしまうような建物なら次の世代が苦労しますからね。
私は昔の大家と店子のような親密な関係を大事にしたかったので管理は自分でしています。
勿論、入居者からのクレームや要望は時に悩ましい問題ですが、それに応えていくことで入居者の方達と心が通じ合い交流が深まっていくことに、貸倉庫業では味わえなかったやりがいを感じています。
例えばローズタウンⅡではゴミ置き場が問題になっていたので入居者の方達に日曜の朝に集まってもらって意見交換会を開きました。 すると、ほとんどの入居者の方が参加してくれて地域交流への関心の高さが窺えたんです。 そこで私が仲介者となって皆さんを紹介し、「もしよかったら、これを機会に挨拶くらいはしてみてもらえませんか」とお願いしてみたところ、 それだけでゴミの出し方が改善して、役所の環境課の方から「ここの集合住宅はゴミ置き場がきれいになりましたね」と、言ってもらえるようになりました。 よく問題が起きた時がチャンスと言われますがまさにそうだと思いましたね。
なかには年末の挨拶に来てくださったり、お土産を届けてくれたりする方もいます。 入居者の方達のほとんどが私達の息子と同年代なので、いろいろ気さくに話してもらえるのは楽しいし、たくさん息子ができたみたいでうれしいですね。
首都直下型地震、南海トラフ地震など、巨大地震の周期に入ったといわれる日本。セキスイハイムでは、災害対策研究の第一人者、河田惠昭教授指導のもと、「減災の取り組み」を推進しています。河田教授によると、災害が起きた時、近所が顔見知りで普段から交流があると救われる命が随分増えることがデータで明らかになっているそうです。
ハイムさんは企業として『減災の取り組み』などの社会的責任を果たす活動をされていますが、私達オーナーも地域に貢献できるような取り組みをしていかなければと思っています。
ハイムさんを通じて、ぜひ全国のオーナー様とそのような活動の会ができればうれしいですね。
ゴミ問題の解決や入居者特典サービスなど、オーナー様は常に入居者目線のアイデアが豊富で私達の方が勉強させていただいています。オーナー会でも中心となって助けてくださるので本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私もご期待に添えるよう頑張りますので、何卒末永く宜しくお願い申し上げます。